新作紙芝居の紹介です。スクラッチアート画家あべ ゆうこ氏(北海道恵庭市在住)が、独特のスクラッチアート技法で小川未明の世界観を表現しています。奇しくも2022年は小川未明の生誕140周年。その節目の年にあわせて発行いたしました。

<作品概要>
原作:小川 未明
画 :あべ ゆうこ(スクラッチアート画家)
脚色:日暮 道登志
場面:14場面
発行:2022年3月発行

<あらすじ>
町や野原や山を結んで線路が延びていました。ある日、重い客車や貨車を引いた汽罐車が通った時、線路は負傷してしまいます。線路は、花や風や雨に力づけられながら、不思議な力を持つという月に、自分を傷つけた汽罐車を探すよう頼みます。月はあちこちを巡って、ようやく汽罐車を見つけました。ところが、話を聞いてみると汽罐車には汽罐車の事情があり、それだけではなく運ばれていた荷物にも……。小川未明の幻想的で独特な世界観を、スクラッチアートによる表現で紙芝居化した作品です。

<販売>
本体価格2,364円(税込2,600円)

<画像サンプル>