新作紙芝居を紹介いたします。2023年が新美南吉生誕110年の節目にあたることを踏まえて制作した記念作品です。2023年4月、新美南吉の故郷である愛知県半田市の新美南吉記念館でお披露目をする機会もいただきました。

<作品概要>高田弘子 新美南吉の世界
原作:新美 南吉
画 :高田 弘子
脚色:日暮 道登志
場面:21場面
発行:2022年9月

<あらすじ>
7人の子供が夜のお祭りに出かけました。最年少の文六ちゃんがお母さんの下駄をはいていたので、一緒に下駄屋に寄りました。すると店にきたお婆さんが「晩に新しい下駄をおろすと狐がつく」と声をかけます。不安を抱えながらもお祭りを楽しんで、7人は帰路につきました。その途中、文六ちゃんから「コン」という咳のような声……。「もしや狐につかれた?」と子供たちは怖くなり、文六ちゃんを家まで送らずに別れました。家に着いた文六ちゃんは、お母さんに「夜、新しい下駄をおろすと狐につかれる?」と尋ねます。するとお母さんは……。少年の感じる「孤独」と母親が子供に寄せる思いを柱とした新美南吉最晩年の名作です。

<販売>
本体価格3,500円(税込3,850円)

<画像サンプル>